編集プロダクション 千代田区

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出版業界は狭いので、トラブルには要注意

出版社は、全国に4000社以上あると言われておりますが、実際に定期的に刊行している出版社は1割り以下だと思います。

さらに、その中で、ビジネス書を刊行している出版社は?といえば、数十社ぐらいだろう。

そして、その数十社に多くの編集プロダクションやフリーのライターや編集者が出入りしています。

出版社の編集者も、出版社を退職したら、次の出版社に転職するか、フリーになるのが一般的なので、業界内の関係はどんどん濃くなり、そして、狭くなってしまったんだと思います。

 

なので、悪評や噂などの情報が広がるのも早いですし、何かあるとすぐに連絡が入ることも少なくありません。

だからこそ、道義上のトラブルには必要以上に気をつけて欲しいのです。

 

実は、先日、ある著者さんから売り込みの依頼がありました。

企画書も問題ありませんでしたので、いくつかの出版社に売り込み、先方の感触に手ごたえを感じておりました。

すると、その中の一社から連絡が入り、「この人の他の企画が他の人からも届いたんだけど、どうなってるの?」と問い合わせがありました。

著者本人は、企画が違えば良いと思っていたようですが、そういう問題ではありません。

しかも、他の出版社の話しだと、売り込みを担当した方が編集者と著者を面通しした後は、直接、CCも無く、著者からメールが届くようになったそうです。

業界的にも、こういう話しは、非常にナーバスです。

 

まず、同時に違う人に売り込みをさせていたこと、そして、同時に違う企画を売り込んだこと、このどちらも道義上、問題があります。

とくに同時に違う企画を売り込むことは、とくに問題になります。

企画は常に著者にとって最高でなくてはならないのです。

最高は、2つあるはずもありません。

だからこそ、自分にとって会心の一撃となりうる最高の企画でなくては、先方にも失礼になりますし、もし、複数の企画を売り込んでいることがばれた場合、先方には不快感しか残りません。

たとえ、上手く複数の企画を並行させて発刊できたとしても、売れ行きが全く同じということはありえませんので、どちらの出版社もより売れた企画が欲しかったでしょうし、売れてない側はゴミ企画を押し付けられた感覚に陥るのは、必然でしょう。

 

あとは、紹介された後に紹介者を飛び越えて連絡をしたことも不信感を抱かれます。

 

ちなみに、同じ人が、同じ企画を複数の出版社に売り込むことは、各出版社でのトークにもよりますが、道義上、問題はありません。

著者になりたいという目標も理解できますし、そのためにできる限りの努力をしたい気持ちも分かります。

しかし、度が過ぎてしまい、自覚の無いままに道義に反することもあるようなので、注意してください。

 

最後にもう一度書きますが、業界は狭いので、悪評や噂などの情報が広がるのは早いですし、頻繁に情報交換もしております。

そして、隠していても、ばれることの方が多いので、本当に気をつけてください。

 

2014/07/02 | 企画の売り込み

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