編集プロダクション 千代田区

About

*

出版企画書の体裁(長さと厚さ)

出版を目指すのであれば、出版企画書は避けて通れません。

その出版企画書ですが、教える人によって大きく異なります。

企画の全てを盛り込み、サンプル原稿まで添えたぶ厚い企画書を推奨する方、そして、パッと見で興味を持たせ、読む側の負担にならないようにペラの企画書を推奨する方、企画書での必須項目も含めさまざまです。

全ては、実績に基づく経験から推奨してるから、仕方がありません。

 

つまり出版企画書に正解は無いのです。

 

ここからは、完全な私見を書きます。

出版企画書は、単に企画を説明するだけではありません。

とくにインターネットが普及し、出版企画書を売り込みやすい環境になった昨今では、企画書を通じて著者の社会性もチェックされていることは忘れてはいけません。

また、出版企画書をどう位置づけるかをイメージすることも重要です。

私の場合、出版企画書は企画に興味を持ってもらい、話す場を確保するためのツールだと思っています。

なので、企画の全てを書き込まず、「答えを知りたい」「詳しく聞きたい」と思わすところで留めます。

なぜなら、企画の魅力を文字だけで伝えるのは困難だからです。

身振り、手振り、声のトーンやテンションなども含めて説明した方が、出版社の編集者には伝わります。

また、読んで分かってしまう企画書だと、会っても何も話すことがありません。

企画書を音読するは、お互いに時間の無駄ですし、そういうのを出版社の編集者は嫌う傾向にあります。

だからこそ、口で説明する余地を残す必要があると思うのです。

あとは、厚さを見ただけで読む気が失せることもありますので、それを回避する狙いもあります。

いずれにしても、出版企画書の体裁は、営業する人の売り込みの手法や営業スタイルに合わせる方が上手くいくことは間違いありません。

 

これは、出版企画書を書く著者の売り込みの手法や営業スタイルではなく、実際に出版社へ売り込みに行く人の売り込みの手法や営業スタイルに合わせなくては意味が無いので、注意しましょう。

 

弊社にも、他の方に教えてもった出版企画書の書き方で書いた企画書を、出版が決まらなかったので、弊社で売り込んで欲しいという相談がよくあります。

しかし、弊社にしてみれば、こういう企画書は扱いづらいことこの上ないのです。

もちろん、道義的な問題もありますし…。

 

最後にこの日記を読んでくれている方が、直接、出版社に売り込む場合に最適だと思われる企画書を書いておきます。

郵送で送付場合、著者が東京へなかなか上京できないエリアに住んでいる場合は、ぶ厚い企画書が良いでしょう。

ただし、この企画書で出版を決められるだけの内容にしなければ、連絡はいただけないと思ってください。

ただ、敷居は高くなりますが、連絡が来た時は、かなりの確度で出版されるはずです。

逆に、メールで送信する場合、著者が東京近郊に住んでいる場合は、ペラの企画書が良いでしょう。

やはり、会って説明した方が企画は通りやすいです。

そのためにも、いかに「答えを知りたい」「詳しく聞きたい」と思わせ、いかに気軽に連絡してもらえるようにするかがポイントになります。

ただし、会う場合は沈黙は印象があまりよくありませんので、人見知りするのであれば、ぶ厚い企画書にした方が良いかもしれません。

2014/07/09 | 企画書の書き方

Ad

関連記事

no image

出版企画書の書き方/構成案

書籍の企画書で一番重要なのは、構成案です。 構成案というのは、簡...

記事を読む

no image

出版企画書の書き方/企画概要

企画書を書くというと、一般には5W1Hをイメージされる方が多いと思いま...

記事を読む

no image

出版企画書の書き方/書名

出版社や編集プロダクションに企画を売り込む場合、企画書が必要になります...

記事を読む

no image

編集者の出版企画書のとらえ方

出版をする場合、企画書を書き、それを持って出版社や編集プロダクションに...

記事を読む

no image

出版社で企画が決まるまでの流れ

ほとんどの出版社では、企画を提案して進行が確定するまでに2~3回の会議...

記事を読む

新着記事

no image

編集者とは会わなきゃ伝わらないコトもあります

出版社や編集プロダクションに企画を売り込む時は、できる限り、担当者に会...

記事を読む

no image

出版企画書の書き方/構成案

書籍の企画書で一番重要なのは、構成案です。 構成案というのは、簡...

記事を読む

no image

出版企画書の書き方/企画概要

企画書を書くというと、一般には5W1Hをイメージされる方が多いと思いま...

記事を読む

no image

出版企画書の書き方/書名

出版社や編集プロダクションに企画を売り込む場合、企画書が必要になります...

記事を読む

no image

編集者の出版企画書のとらえ方

出版をする場合、企画書を書き、それを持って出版社や編集プロダクションに...

記事を読む


Ad

  • ▼10年連続、50冊以上の出版を決めてきた▼
    本物のノウハウ!



    • 編集者とは会わなきゃ伝わらないコトもあります
    • 出版社や編集プロダクションに企画を売り込む時は、できる限り、担当者に会うようにしましょう。   企画書をメールで送ると、その企画書が全てです。 その企画書だけで判断されることになります。   さらに、 […]
    • 出版企画書の書き方/構成案
    • 書籍の企画書で一番重要なのは、構成案です。 構成案というのは、簡単に言うと目次のことです。   つまり、書籍の内容をどういう流れで読者に解説するのか、どういう段階を経て目的に到達させるのかという書きたい書籍の設 […]
    • 出版企画書の書き方/企画概要
    • 企画書を書くというと、一般には5W1Hをイメージされる方が多いと思います。 しかし、出版の企画書には5W1Hはほとんど必要ありません。   いつ(When)→出版時期は出版社が決めるか原稿の仕上がりによります。 […]
    • 編集者の出版企画書のとらえ方
    • 出版をする場合、企画書を書き、それを持って出版社や編集プロダクションに売り込みをします。 ただ、その場合に持って行く企画書のとらえ方が、書いた人間と読む人間とでとらえ方が違うように思います。   企画書を書く場 […]
    • 出版企画書の書き方/書名
    • 出版社や編集プロダクションに企画を売り込む場合、企画書が必要になります。 企画書でまず最初に書かなくてはならないのは『書名』です。   書名の最終決定権は出版社にありますので、そのまま書名になることはほとんどあ […]
PAGE TOP ↑